ドウドウメグリ
何かを作っているとき頭の中はフル回転で無になる
速度が追いつかず、残像しか見えない
存在への疑問のアウトプットは結果的に「存在」を肯定している
存在の証明即ち生存への執着を放棄してはならない
それとは逆の包容を求める事は許されるのか
「境界」の「彼ら」は何も持たずに、そのどちらをも有する
矛盾をはらむ事は美しい
「彼ら」の美しさと矛盾をはらむ故の儚さ
その「不在の存在」を見つめる存在への疑問、思考の経路、辿る事
水底で遭遇したもの達に与えられたものごと無秩序への羨望、自己へと向かう破壊衝動
俯瞰で見れば解釈の余地はあるが、渦中にあれば思考は無い
どこまで行けるか、たどり着く先はあるのか、目的はひとつ
その「ひとつ」は決して許されなかった