たくさんの自分
私の中には私がもう3人いる
4歳の私
14歳の私
23歳の私
それぞれが抱いている感情を私にぶつけてくる
私はそれに逆らう事ができなかった
今でこそ彼女たちはおとなしいけれど
たまに顔を出す事がある
そういうときはまた言いなりになるしかない
なぜなら私は彼女たちを守りたいから
辛い目にあってきた彼女たちを
すべてを肯定してあげて言われるがままに行動する
その結果身体がおかしくなっても
精神がおかしくなっても
今の私があるのは彼女たちが辛い思いをしてくれたおかげだから
そして辛い目にあわせたのも私だから
彼女たちはまだたくさん言いたい事があるらしい
でも今はちょっと応えられそうにないのでおとなしくしてもらっている
薬というリミッターで
それでもヒューズが飛んでしまうほど彼女たちが活動的になったら受け止めてあげるしか無い
そのとき自分がどうなるかはわからない
安全とか何の保証も無い
でも私は受け止めてあげる義務がある
彼女たちの抱えている事を悪化させたのは私だから
どんな罰も報復も受け止めなければならないんだ
それらを受け止めきったらそれは私の財産になるから
彼女たちは無駄じゃない
むしろ私にとって守らなければいけない重要な存在なんだ