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忍び足

風景は溶けるように流れていって

でもそれは視線を流すと元の位置に戻って

脳が勘違いをしていることに気がついて

本当のことはいくつもの角度から見られるもので

形を変えながら色々な物事に当てはまって考えられることなのだと

忍び足で近づいてくるものは遠くも近くもなく

じわりじわりと接近しているようで

実は間隔は一定に保たれていて

それが襲ってくることに恐怖しながら

また勘違いの繰り返しで

これはなかなか拭えないもの


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