忍び足
風景は溶けるように流れていって でもそれは視線を流すと元の位置に戻って 脳が勘違いをしていることに気がついて 本当のことはいくつもの角度から見られるもので 形を変えながら色々な物事に当てはまって考えられることなのだと 忍び足で近づいてくるものは遠くも近くもなく...
実験とゾクゾク
実験に次ぐ実験 今必要なのは偶然と、今の自分をこねこねして新しい分裂をすること 新しい出会いもまた私を新しくしてくれる 常に取り込んで栄養を循環させて また分裂を繰り返す 私の身体だけではなく 意識も分裂、増殖をしていく そういう事ってゾクゾクする 最高
昔、というより素直だった頃
原点からかなり遠ざかって、でも見つめているものは変わらなくて 解釈を噛み砕いていた数年間は、小難しく考えていただけなのかもしれない 掘り下げたものを冷凍保存して、ただ小分けに解凍していく事には、あまり意味を見出せなくなっていて...
さよなら
作品が一区切りついた 展覧会はなくなってしまったけど それでも旅立ってくれる この作品たちはいなくなってしまうけれど 彼らは昔から私のそばにいてくれてて 手元から離れてもいつまでも私の近くにいてくれるだろう なので寂しくはない
再来と変化
もしかして また のまれていく 非現実がやってくる
音楽
念願の 念願の ライブに行ってきました 本当に本当にすばらしかった 踊るとかではなくて 静かに轟音に浸ることができました 静かなパートではうっとりウトウトしながら 激しいシーンでは瞳孔が開いていくのがわかりました 音楽の 音の力は ダイレクトに身体に響き 心はとろけていくのでした
光の森
彼らが集まると私はまるで子供の頃に戻ったような気分になる 私を囲んで遊んでくれた彼らを思い出す そこは鈍い光に照らされた世界 私たちの瞳孔は大きく開いているので わずかな光で十分だった 彼らがいるおかげで私はひとりぼっちにはならなかった 今もそれは変わらない...
存在の理由
私がつくるものたちは いつも私のそばにいてくれたものたち 彼らはカタチを持っていなかったが 私が呼べばいつでも来てくれた 私は脳内という庭で遊んでいた 彼らはいつも私に優しかった 私がしたい遊びを心得ていた 私が彼らのカタチを決めるときは 彼らの優しさや...
展覧会に向けて
ケツに火がついているのですが 朝起きて制作 昼も制作 夜はちゃんと寝る というリズムはちゃんとしないと 色々と不具合が起きてくるので できるだけちゃんとしています この数日は立体作品にお熱で 平面作品が全く進んでおりませんが それでも時間は刻々と過ぎていくので...
たくさんの自分
私の中には私がもう3人いる 4歳の私 14歳の私 23歳の私 それぞれが抱いている感情を私にぶつけてくる 私はそれに逆らう事ができなかった 今でこそ彼女たちはおとなしいけれど たまに顔を出す事がある そういうときはまた言いなりになるしかない...